IBM Cloud 上での Mobile Foundation サービスの使用

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概説

このチュートリアルでは、IBM Mobile Foundation on IBM Cloud (Mobile Foundation) サービスを使用して IBM Cloud 上で Mobile Foundation Server インスタンスをセットアップするための手順を段階的に説明します。
Mobile Foundation は、 Liberty for Java ランタイム 上で Mobile Foundation v8.0 のスケーラブルな開発者環境または実稼働環境を素早く容易に稼働できるようにする、IBM Cloud サービスの 1 つです。

Mobile Foundation サービスには、以下のプラン・オプションがあります。

  1. 開発者: このプランでは、Mobile Foundation Server が Liberty for Java ランタイム上で Cloud Foundry アプリケーションとしてプロビジョンされます。 Liberty for Java の料金は別に請求され、このプランには含まれていません。 このプランでは外部データベースの使用がサポートされておらず、開発とテストに制限されています。 Mobile Foundation サーバーの開発者プラン のインスタンスでは、開発およびテスト用に任意の数のモバイル・アプリケーションを登録できます。ただし、接続デバイスの数は 1 日当たり 10 台に制限されます。 このプランには、Mobile Analytics サービス・インスタンスも含まれています。 使用量が Mobile Analytics の無料層エンタイトルメントを超過する場合には、Mobile Analytics の基本プランに従って料金が適用されます。

    注: 「開発者」プランでは、永続的なデータベースは提供されません。したがって、トラブルシューティング・セクションにある説明のとおりに、必ず構成をバックアップしてください。

  2. デバイスごとの商用 (Professional Per Device): このプランでは、ユーザーは実動モバイル・アプリケーションを作成、テスト、および実行できます。 1 日に接続されたクライアント・デバイスの数に基づいて請求されます。 このプランは、大規模なデプロイメントと高可用性をサポートします。 このプランでは、別途作成および請求される IBM DB2 on Cloud (今は Db2 Hosted と呼ばれている) サービス・インスタンスが必要です。このプランでは、最小 1 GB の 2 ノードから開始して、Mobile Foundation サーバーが Liberty for Java 上でプロビジョンされます。 Liberty for Java の料金は別途請求され、このプランの一部には含まれません。 オプションで、Mobile Analytics サービス・インスタンスを追加できます。 Mobile Analytics サービスは別途請求されます。

  3. 1 つの商用アプリケーション: このプランでは、モバイル・アプリケーションのユーザーまたはデバイスの数に関係なく、ユーザーは予測可能な料金で単一のモバイル・アプリケーションを作成および管理できます。 単一のモバイル・アプリケーションは、iOS、Android、Windows、Mobile Web など、複数のフレーバーにすることができます。 このプランでは、最小 1 GB の 2 ノードから開始して、Mobile Foundation サーバーが Cloud Foundry アプリケーションとして Liberty for Java 上の拡張が容易な環境にプロビジョンされます。 Liberty for Java の料金は別途請求され、このプランの一部には含まれません。 このプランでも、別途作成および請求される IBM DB2 on Cloud (Db2 Hosted) サービス・インスタンスが必要です。オプションで、「Analytics の追加」ボタンをクリックして Mobile Analytics サービス・インスタンスを追加できます。 Mobile Analytics サービスは別途請求されます。

  4. 開発者商用: このプランでは Mobile Foundation Server が Liberty for Java ランタイム上で Cloud Foundry アプリケーションとしてプロビジョンされます。ユーザーは、このプランを使用することで任意の数のモバイル・アプリケーションを開発およびテストできます。 このプランでは、DB2 Hosted サービス・インスタンスが必要です。DB2 on Cloud サービス・インスタンスは、別途作成および請求されます。 このプランはサイズ制限があり、実動ではなく、チーム・ベースの開発アクティビティーとテスト・アクティビティーに使用することを目的としています。 料金は、ご使用の環境の合計サイズによって異なります。 オプションで、「Analytics の追加」ボタンをクリックして Mobile Analytics サービスを追加できます。

    開発者商用 プランは、非推奨になりました。

  5. 容量ごとの商用: このプランにより、ユーザーはモバイル・ユーザーやデバイスの数に関係なく、任意の数のモバイル・アプリケーションを実動で作成、テスト、および実行できます。 大規模のデプロイメントと高可用性がサポートされます。 このプランでは、DB2 Hosted サービス・インスタンスが必要です。DB2 Hosted サービス・インスタンスは、別途作成および請求されます。料金は、ご使用の環境の合計サイズによって異なります。 オプションで、「Analytics の追加」ボタンをクリックして Mobile Analytics サービスを追加できます。

    容量ごとの商用プランは、現在非推奨になりました。

使用可能なプランとそれぞれの請求について詳しくは、サービスの詳細を参照してください。

ジャンプ先:

Mobile Foundation サービスのセットアップ

使用可能なプランをセットアップするには、まず最初に以下のステップに従います。

  1. bluemix.net にアクセスし、ログインして「カタログ」をクリックします。
  2. 「Mobile Foundation」を検索し、表示されたタイル・オプションをクリックします。
  3. オプション。 サービス・インスタンスに付けるカスタム名を入力するか、またはデフォルトで示された名前を使用します。
  4. 目的の価格設定プランを選択し、「作成」をクリックします。

    Mobile Foundation サービス・インスタンスの作成

開発者 プランのセットアップ

Mobile Foundation サービスを作成すると、Mobile Foundation Server が作成されます。

  • Mobile Foundation Server に即座にアクセスして操作することができます。
  • CLI を使用して Mobile Foundation Server にアクセスするには資格情報が必要です。これは、IBM Cloud コンソールの左側のナビゲーション・パネルにある「サービス資格情報」をクリックすると表示されます。

Mobile Foundation のイメージ

1 つの商用アプリケーションおよびデバイスごとの商用プランのセットアップ

  1. これらのプランには、外部Db2 Hosted データベース・インスタンスが必要です。

    • 既存の Db2 Hosted サービス・インスタンスがある場合は、「既存のサービスの使用」オプションを選択して、次のように資格情報を入力します。

      Mobile Foundation セットアップのイメージ

    • 現在まだ Db2 Hosted サービス・インスタンスがない場合は、次のように「新規サービスの作成」オプションを選択して、画面に表示される指示に従います。

      Mobile Foundation セットアップのイメージ

  2. Mobile Foundation Server を始動します。
    • サーバー構成については、基本レベルをそのまま保持して 「基本サーバーの始動」をクリックするか、または
    • 「設定」タブでサーバー構成を更新して、「拡張サーバーの始動」をクリックします。

    このステップの間に、Mobile Foundation サービス用として Cloud Foundry アプリケーションが生成され、Mobile Foundation 環境が初期化されます。このステップは 5 分から 10 分かかることがあります。

  3. インスタンスの準備ができれば、サービスを使用できます。

    Mobile Foundation のセットアップのイメージ

Mobile Foundation サービスの使用

今、Mobile Foundation Server は実行中です。次のようなダッシュボードが示されます。

Mobile Foundation のセットアップのイメージ

「Analytics の追加」をクリックして、サーバー・インスタンスに Mobile Analytics サポートを追加します。 『分析サポートの追加』セクションで詳しく学びます。

「コンソールの起動」をクリックして MobileFirst Operations Console を開きます。 デフォルトのユーザー名は「admin」で、「目」アイコンをクリックすることでパスワードを明らかにすることができます。

Mobile Foundation のセットアップのイメージ

サーバー構成

基本のサーバー・インスタンスは、次のもので構成されます。

  • 1 つのノード (サーバー・サイズ: 「小」)
  • 1GB のメモリー
  • 2GB のストレージ容量

拡張サーバー構成

「設定」タブでは、次のような要素を使用して、さらにサーバー・インスタンスをカスタマイズできます。

  • ノード、メモリー、ストレージのさまざまな組み合わせ
  • MobileFirst Operations Console admin のパスワード
  • LTPA 鍵
  • JNDI 構成
  • ユーザー・レジストリー
  • トラストストア

    Mobile Foundation サービスのトラストストア証明書の作成

    • IBM Java または Oracle Java の Java 8 JDK の最新のフィックスパックから、cacerts を取得します。

    • 次のコマンドを使用して、トラストストアに追加の証明書をインポートします。

      keytool -import -file firstCA.cert -alias firstCA -keystore truststore.jks
      

    注: 独自のトラストストアを作成することもできますが、デフォルトの証明書は、Mobile Foundation サービスが正常に機能するために使用できるようにする必要があります。

  • Mobile Analytics の構成
  • VPN

Mobile Foundation のセットアップのイメージ

Mobile Analytics サポートの追加

サービスの「ダッシュボード」ページから「Analytics の追加」をクリックすることで、Mobile Analytics サポートを Mobile Foundation サービス・インスタンスに追加できます。 このアクションにより、Mobile Analytics サービス・インスタンスがプロビジョンされます。

Mobile Foundation サービスの開発者プラン・インスタンスを作成または再作成すると、デフォルトで、Mobile Analytics サービス・インスタンスが追加されます。

操作が完了したら、ブラウザー上で MobileFirst Operations Console ページを再ロードして Mobile Analytics Console にアクセスします。

Mobile Analytics カテゴリーの Mobile Analytics についてもっとよく知る

Mobile Analytics サポートの削除

サービスの「ダッシュボード」ページから「Analytics の削除」をクリックすると、Mobile Foundation サービス・インスタンスの Mobile Analytics サポートを削除できます。 このアクションにより、Mobile Analytics サービス・インスタンスが削除されます。

操作が完了したら、ブラウザー上で MobileFirst Operations Console ページを再ロードします。

Mobile Foundation Server 修正の適用

Mobile Foundation on IBM Cloud サービスの更新は、人的介入を必要とせず自動的に適用されます。ただし、更新を実行するための同意だけはユーザーが行います。 更新が使用可能になると、指示とアクション・ボタンが含まれたバナーが、サービスの「ダッシュボード」ページに表示されます。

サーバー・ログへのアクセス

サーバー・ログにアクセスするには、以下で説明する手順に従います。

シナリオ 1:

  1. ホスト・マシンをセットアップします。
    IBM Cloud Cloud Foundry アプリケーションを管理するには、Cloud Foundry CLI をインストールする必要があります。
    Cloud Foundry CLI をインストールします。
  2. 端末を開き、組織およびスペースcf login を使用してログインします。
  3. CLI で次のコマンドを実行します。
      cf ssh <mfp_Appname> -c "/bin/cat logs/messages.log" > messages.log
    
  4. トレースが使用可能な場合に限り、次のコマンドを実行します。
    cf ssh <mfp_Appname> -c "/bin/cat logs/trace.log" > trace.log
    

シナリオ 2:

  • サーバー・ログにアクセスするには、サイドバー・ナビゲーションを開き、「アプリケーション」→「ダッシュボード」→「Cloud Foundry アプリケーション」をクリックします。
  • アプリケーションを選択して、「ログ」→「Kibana で表示」をクリックします。
  • ログ・メッセージを選択してコピーします。

トレース

トレースを有効にするには、DEBUG レベルのメッセージが trace.log ファイルに表示されるようにするため、次のようにします。

  1. 「ランタイム」 → 「SSH」で、コンボ・ボックスからサービス・インスタンス (インスタンス ID が 0 で始まる) を選択します。
  2. コンソールの各インスタンスに移動し、vi エディターを使用してファイル /home/vcap/app/wlp/usr/servers/mfp/configDropins/overrides/tracespec.xml を開きます。
  3. トレース・ステートメント traceSpecification="=info:com.ibm.mfp.*=all" を更新して、ファイルを保存します。

これで、上記で指定した場所で trace.log ファイルを使用できるようになりました。

Mobile Foundation サービスのサーバー・ログ

トラブルシューティング

開発者プランでは永続的なデータベースが提供されず、これがデータ喪失につながる可能性があります。 このような場合に素早く正常動作に戻せるように、以下のベスト・プラクティスに従ってください。

  • 次のようなサーバー・サイド・アクションを行うたび:
    • アダプターのデプロイや、アダプターの何らかの構成またはプロパティー値の更新
    • スコープ・マッピングのような、何らかのセキュリティー構成の実行

    コマンド・ラインから次のコマンドを実行して、構成を .zip ファイルとしてダウンロードします。

    $curl -X GET -u admin:admin -o export.zip http://<App Name>.mybluemix.net/mfpadmin/management-apis/2.0/runtimes/mfp/export/all
    
  • サーバーを再作成した場合や、構成を失った場合は、コマンド・ラインから次のコマンドを実行して、構成をサーバーにインポートします。

    $curl -X POST -u admin:admin -F file=@./export.zip http://<App Name>.mybluemix.net/mfpadmin/management-apis/2.0/runtimes/mfp/deploy/multi
    

発展的なチュートリアル

Mobile Foundation Server インスタンスが稼働中になりました。

Last modified on July 17, 2018