以前のリリースからのマイグレーション

improve this page | report issue

概説

IBM Mobile Foundation v8.0 では、アプリケーション開発とデプロイメントの新概念、およびいくつかの API の変更が導入されています。MobileFirst アプリケーションのマイグレーションについて準備し計画を立てるために、これらの変更について学びます。

マイグレーションの手引きを検討して、手早くマイグレーション・プロセスを開始します。

ジャンプ先

IBM MobileFirst Foundation 8.0 にマイグレーションする理由

アプリケーションのビルドに必要な作業、スキル、および時間の削減

  • Java アダプターのビルドを自動化するための標準のパッケージ・マネージャー (npm、CocoaPods、Gradle、NuGet) および Maven を使用した、アプリケーションをより高速、簡単、およびスマートにビルド
  • 簡単に接続できる、新規のより単純なモジュラー式の MobileFirst SDK
  • ユーザーの次に最適なアクションを予測したり、アプリケーションの登録、構成、およびデプロイ全体を通じてガイド付きヘルプを提供したりするなど、全体的に改善された新しいユーザー・エクスペリエンス

拡張された自動化と、新しい開発および IT セルフサービス

  • アプリケーションの構成可能情報 (プッシュ通知、認証、アダプター、アプリケーションの動作、およびワークフロー) を外部化して動的に変更する、新しいライブ・アップデート機能
  • アプリケーションを登録、デプロイ、および管理するために、完全に再考されて徹底的に簡素化されたコンソールのユーザー・エクスペリエンス
  • 開発と IT の相互依存の必要性をなくした、新しいより単純なアプリケーション・アーキテクチャー
  • 新しい異常終了分析、構成可能なアラート、および根本原因分析を備えた、改善された問題判別
  • 改善されたプッシュ通知サービスにより、ターゲットとしたサブスクリプション・ベースの通知を Web コンソールから送信可能

さらに多くのハイブリッド・クラウド・デプロイメント・オプション

  • Bluemix Public における MobileFirst Foundation の開発環境、テスト環境、および完全にスケーラブルな実稼働環境のワンクリックのプロビジョン
  • デプロイメント・パイプラインをビルドするために IBM DevOps Services および Urban Code と統合済み

マルチチャネルの API 作成および管理

  • 最大限の保護のために、モバイル固有のセキュリティー拡張機能 (例えば、Step Up や Multifactor) を使用して API Connect マルチチャネル・セキュリティーをステップアップし、IBM DataPower を使用して DMZ で実施
  • Foundation v8 で API Connect 互換の Swagger REST API を作成して定義し、次に API Connect で管理してセキュリティー保護

開発およびデプロイメント・プロセスの変更

Mobile Foundation V8.0.0 を使用した開発プロセスのクイック・ハンズオン体験については、クイック・スタート・チュートリアルを検討することができます。

製品のこのバージョンでは、アプリケーションをアップロードする前に、MobileFirst Server を実行しているアプリケーション・サーバーにインストールする必要があるプロジェクト WAR ファイルの作成は行わなくなりました。代わりに、MobileFirst Server は 1 回インストールされ、ユーザーはアプリケーション、リソース・セキュリティー、またはプッシュ・サービスのサーバー・サイド構成をサーバーにアップロードします。MobileFirst Operations Console を使用してアプリケーションの構成を変更できます。また、コマンド・ライン・ツールまたはサーバー REST API を使用してアプリケーションの新規構成ファイルをアップロードすることもできます。

MobileFirst プロジェクトは、存在しなくなりました。代わりに、任意の開発環境でモバイル・アプリケーションを開発します。アプリケーションのサーバー・サイドは、Java™ または JavaScript で別個に開発します。アダプターの開発は、Apache Maven を使用するか、Eclipse および IntelliJ などの Maven 対応 IDE を使用して行うことができます。

以前のバージョンでは、アプリケーションは、.wlapp ファイルをアップロードすることによってサーバーにデプロイされました。このファイルには、アプリケーションを記述したデータと、ハイブリッド・アプリケーションの場合は Web リソースを記述したデータも含まれていました。v8.0 では、.wlapp ファイルは、アプリケーションをサーバーに登録するためのアプリケーション記述子 JSON ファイルに置き換えられました。ダイレクト・アップデートを使用する Cordova アプリケーションでは、新しいバージョンの .wlapp をアップロードする代わりに、Web リソース・アーカイブをサーバーにアップロードするようになりました。

アプリケーションの開発時には、ターゲット・サーバーへのアプリケーションの登録やサーバー・サイド構成のアップロードなどの多くのタスクに MobileFirst CLI を使用します。

使用が中止されたフィーチャーと置換パス

Mobile Foundation V8.0.0 は、以前のバージョンと比較して徹底的に簡素化されています。この簡素化の結果、V7.1 で使用可能だったフィーチャーの一部は V8.0 で使用が中止されています。

使用が中止されたフィーチャーおよび置換パスについて詳しくは、V8.0 で廃止された機能および V8.0 に含まれない機能を参照してください。

Cordova アプリケーションまたはハイブリッド・アプリケーションのマイグレーション

Apache Cordova コマンド・ライン・ツール、または Visual Studio Code、Eclipse、IntelliJ などの Cordova 対応 IDE を使用して Cordova アプリケーションの開発を開始します。

アプリケーションに MobileFirst プラグインを追加することで、MobileFirst 機能のサポートを追加します。V7.1 の Cordova アプリケーションまたはハイブリッド・アプリケーションと V8.0 の Cordova アプリケーションの違いについて詳しくは、V8.0 を使用して開発した Cordova アプリケーションと V7.1 以前を使用して開発した Cordova アプリケーションの比較を参照してください。

Cordova アプリケーションまたはハイブリッド・アプリケーションをマイグレーションするには、以下を実行する必要があります。

注: プッシュ通知サポートのマイグレーションには、クライアント・サイドとサーバー・サイドの変更が必要です。これについては、後述の『プッシュ通知サポートのマイグレーション』に説明があります。

ネイティブ・アプリケーションのマイグレーション

ネイティブ・アプリケーションをマイグレーションするには、以下のステップを実行する必要があります。

  • 計画の目的のために、マイグレーション・アシスト・ツールを既存のプロジェクトで実行します。生成されたレポートを検討し、マイグレーションに必要な作業を評価します。
  • Mobile Foundation v8.0 の SDK を使用するようにプロジェクトを更新します。
  • 使用が中止された、または v8.0 に含まれていないクライアント・サイド API を置き換えます。マイグレーション・アシスト・ツールはコードをスキャンし、置き換える API のレポートを生成できます。
  • クラシック・セキュリティー・モデルを使用するクライアント・リソースへの呼び出しを変更します。例えば、非推奨の invokeProcedure の代わりに、WLResourceRequest API を使用します。

注: プッシュ通知サポートのマイグレーションには、クライアント・サイドとサーバー・サイドの変更が必要です。これについては、後述のプッシュ通知サポートのマイグレーションに説明があります。

アダプターおよびセキュリティーのマイグレーション

v8.0 以降、アダプターは Maven プロジェクトになりました。MobileFirst セキュリティー・フレームワークは、OAuth、セキュリティー・スコープ、およびセキュリティー検査に基づきます。セキュリティー・スコープは、リソースにアクセスするためのセキュリティー要件を定義します。セキュリティー検査は、セキュリティー要件の検査方法を定義します。セキュリティー検査は、Java アダプターとして作成されます。アダプターおよびセキュリティーのハンズオン体験については、Java アダプターおよび JavaScript アダプターの作成および許可の概念のチュートリアルを参照してください。

MobileFirst Server はセッション独立モードでのみ作動します。また、アダプターは Java仮想マシン (JVM) に対してローカルに状態を保管すべきではありません。

アダプターのプロパティーを外部化して、実行されるコンテキスト (例えば、テスト・サーバーまたは実動サーバー) 用にアダプターを構成することができます。ただし、これらのプロパティーの値は、プロジェクト WAR ファイルのプロパティー・ファイルには含まれないようになりました。代わりに、MobileFirst Operations Console から、またはコマンド・ライン・ツールやサーバー REST API を使用してそれらを定義します。

プッシュ通知サポートのマイグレーション

イベント・ソース・ベースのモデルはサポートされなくなりました。代わりに、タグ・ベースの通知を使用してください。クライアント・アプリケーションおよびサーバー・サイド・コンポーネント用のプッシュ通知のマイグレーションについて詳しくは、イベント・ソース・ベースの通知からのプッシュ通知のマイグレーションと、マイグレーション・シナリオを参照してください。

v8.0 以降、プッシュ・サービスはサーバー・サイドで構成します。プッシュ証明書はサーバーに保管されます。それらの設定は、MobileFirst Operations Console から行うことができます。または、コマンド・ライン・ツールやプッシュ・サービス REST API を使用して、証明書のアップロードを自動化することができます。MobileFirst Operations Console からプッシュ通知を送信することもできます。

プッシュ・サービスは、OAuth セキュリティー・モデルによって保護されています。プッシュ・サービス REST API を使用するサーバー・サイド・コンポーネントは、MobileFirst Server の機密クライアントとして構成する必要があります。

プッシュ通知データ・マイグレーション・ツール

プッシュ通知データ用のマイグレーション・ツールも使用できます。マイグレーション・ツールは、MobileFirst Platform Foundation 7.1 のプッシュ・データ (デバイス、ユーザーのサブスクリプション、資格情報、およびタグ) を Mobile Foundation 8.0 にマイグレーションする際に役立ちます。

マイグレーション・ツールについてもっとよく知る

サーバー・データベースおよびサーバー構造の変更

MobileFirst Server は、アプリケーション・セキュリティーの変更、コード変更なしの接続およびプッシュ、アプリケーションの再ビルドまたは再デプロイメントを可能にします。ただし、これらの変更は、データベース・スキーマ、データベースに保管されたデータ、およびインストール・プロセスの変更を暗黙に示しています。

これらの変更のため、Mobile Foundation には、データベースを以前のバージョンから V8.0.0 にマイグレーションしたり、既存のサーバー・インストール済み環境をアップグレードしたりするための自動化スクリプトは含まれていません。アプリケーションの新しいバージョンを V8.0.0 に移行するには、以前のサーバーと横並びで実行できる新しいサーバーをインストールします。次に、アプリケーションおよびアダプターを V8.0.0 にアップグレードし、新しいサーバーにそれらをデプロイします。

Cloudant でのモバイル・データの保管

IMFData フレームワークまたは CloudantToolkit を使用した Cloudant でのモバイル・データの保管は、サポートされなくなっています。代替 API については、IMFData または Cloudant SDK を使用して Cloudant にモバイル・データを保管するアプリケーションのマイグレーションを参照してください。

フィックスパックの MobileFirst Server への適用

サーバー構成ツールを使用して MobileFirst Server V8.0.0 をフィックスパックまたは暫定修正にアップグレードする方法を紹介します。または、Ant タスクを使用して MobileFirst Server をインストールした場合は、Ant タスクを使用してフィックスパックまたは暫定修正を適用することもできます。

MobileFirst Server にフィックスパックまたは暫定修正を適用するには、初期インストール方式に基づいて、以下のいずれかのトピックを選択してください。

Last modified on April 07, 2017